あれは20年前以上前だったかな。
実はほんの一瞬だけ、谷村さんと
お仕事をご一緒させていただいたことが
あるんですよね。
といっても「歌のお仕事で〜っ!!」
とかってわけではないんですけど。
…ん?って感じですよね。
そう、、、今ちょうど #TDLef23 シリーズでも
話題にしているPMW(旧所属事務所)を抜けて
私がフリーランスで活動を始めた頃のお話です。
その頃の私は諸々の制限から解放されて
自由に音楽活動ができるようになった反動で
喉をガンガンに酷使してしまっていたせいか
気がつけばポリープの手術を繰り返すという
歌手としてヤバい事態に陥っていたんですよね。
なので一旦歌うのをお休みしつつ
ボイスエイチという作家事務所で
雑誌のイラスト描きや編集作業の
お手伝いをしていたんです。
*ボイスエイチに関しては「河野さん。」をご参照くだサミ。
ある時、ボイスエイチと
メディアファクトリーの共同企画で
制作されることになった旅本、、、
、、、ええ、そう、
谷村新司さんが全国各地を巡って厳選した
名店名所を紹介するという、、、その名も、
谷村新司のふらり流〜粋づくし「旅」手引き」‼️
出版社:メディアファクトリー |
発売日:2001/4/1 |
はい。
つまり私は、この「旅本」の編集のお仕事で
谷村さんとご縁があったというわけなんです。
初めて谷村さんに遭遇したのは
「河野さん。」のアシスタントとして
浅草方面に取材同行した時かな。
今でもよく覚えてますが
最初私はガッチガッチに緊張していて
全くお二方の会話の中に入れず
ただただひたすら
相槌を打つだけだったんですが
おそらくそんな私に気を遣ってか
休憩時になんと谷村さんの方から
話しかけてきてくれたんですよね。
「この業界は長いんですか?」
って。
私:「あ、、、実は私は本業はボーカリストで、、、」
谷:「おぉ、やっぱり!そんな感じしたんですよ〜!!」
、、、ってな感じで
話が展開したおかげで
休憩後インタビュー再開の際、私もすんなり
会話に参加できるようになったわけなんです。
そしてその後の会話でも
音楽の話題をふってくれたり
センスある冗談で
笑わせてくれたりして
流石、常に
エンターティナーなんだなって
えらく感動した覚えがあります。
しかも私のポリープの件も
心配してくださって
その日の夜に
マネージャーさんを通じて
「喉にいい飲み物リスト」と
その「マル秘レシピ集」を
わざわざメールしてくださったんですよね。
その時の谷村さん直伝のレシピは
今でも重宝して活用させて頂いてますよ〜!!
あと、私が
京都の旅に同行できなかった時は
舞妓さん御用達のお店で
「簪」をお土産に買ってきてくれた‼️
、、、なんてこともありました。
当時私は
ロングヘアだったのですが
キューティクルなどとは無縁の
ボサボサ系で
「伸ばしている」というよりも
「伸びてる、、、」という
残念な状態だったので
おそらく
「そのビジュアルなんとかしましょうか♪」的な
意味も込められていたと思います。
実際に
「あなたは髪をランダムにアップにして
奇抜な和装で勝負してみたらどう?」
とかって提案してくれたのも
谷村さんなんですよね。
奇抜な和装、、、。
そう、何を隠そう、
今日の「東京サミコ」は
この時の谷村さんのアドバイスがきっかけで
キャラが確立したといっても
過言ではないんですよね。
今年の1月に
幸宏さんが亡くなられた時にも
ご紹介した
HASYMO(YMO)主催コンテストに
出品した動画の中でも
その「谷村簪」をさしてますので
(とても分かりにくいですが)
ご興味のある方はどうぞご確認を。
*うばじゅ便記事 はコチラ。
幸宏さんに哀悼の意を込めて
〜東京サミコ “The City of Light”02 HASYMO
Music Video Contest 出品作品
あ、そっか、、、そういえば何気に
HASYMOも
トリオバンドでしたね。
そう、実は谷村さんと
「アリス」の話題になった流れで
「トリオバンドってなんかいいよね〜!!」
って話で
盛り上がったことがあるんです。
ちょうど私も
pussYbone を結成しようと
思ってた頃だったので。
トリオ形態って
見るにせよ演るにせよ
なんかバランスが良いよね、、、的な。
*pussYboneの時もそういった理由で
3人ってのをキープしてたような。
ま、ライブハウスの対バンで
後で仲良くなるのは
大体トリオバンドだよねって。
あ、もちろん私の場合は
単に「3」という数字が
好きだからってのもありますけどね。
3角形とか3拍子の曲とかって好きだし、
サミー(33)って名前もそうだし、、、
って
話がそれてしまいましたが。
とにもかくにも
谷村さんはとても優しくて
チャーミングで偉大なお方でした。
ー 謹んでご冥福をお祈り申し上げます ー
谷村さん、また、ふらり、何処かでお会いしましょうね!
Sammy